ドルコスト平均法: 高い時は少なく、安い時は多く買える仕組み
ドルコスト平均法は、毎月決まった「金額」で、同じ金融商品を買い続ける積立投資のやり方。
決まった「株数」ではなく、決まった「金額」で買う、というのがポイント。
高い時は少なく、安い時は多く買える
毎月1万円で、ある株を買い続けたとする。
- 株価1,000円の月 → 10株買える
- 株価2,000円の月 → 5株しか買えない
- 株価500円の月 → 20株買える
金額固定で買うから、
- 高い時は、自然と少なくしか買わない
- 安い時は、自然と多く買える
これが、機械的に繰り返される。
「いま買うべきか?」を毎月判断する必要がない。 むしろ、判断しないことが武器になる。
機械にやってもらう、っていう発想
ドルコスト平均法のキモは、
「買う・買わない」を自分の感情から切り離す
ことにある。
決まった日に、決まった金額で、自動買付。
- 「今日は買いたい気分じゃない」と思っても、関係ない
- 「ここで一気に買い増したい」と思っても、関係ない
短期の値動きや、自分のその時の感情が、判断に入り込まない。
メリットとデメリット
メリット:
- 平均取得単価が、ある程度ならされる
- 高値づかみのリスクを下げられる
- 投資判断のストレスが減る
デメリット:
- ずっと右肩上がりの相場では、最初に一括で買った方が利益は大きい
- ずっと右肩下がりの相場では、平均化されても普通に損する
- 短期勝負には、ほぼ向いていない
ドルコスト平均法は、「数十年単位で、上げ下げを繰り返しながら、長期的にゆるく右肩上がり」、という前提に賭ける戦略。
世界経済全体の長期成長を信じて、その流れに静かに乗る、というイメージ。

どんな商品で使われやすいか
ドルコスト平均法と相性が良いとされるのは、
- インデックス連動型の投資信託やETF
- 全世界株式、米国株式などの広く分散された商品
- 長期保有を前提にできるもの
逆に、個別株での積立は、その1社の業績次第になるので、分散効果は得にくい。
まとめ
- 金額固定で、長期に積み立てる
- 高値で少なく、安値で多く買える特性
- 感情の影響を最小化する仕組み
- 長期上昇の前提に賭ける戦略であり、短期では機能しない